ハワイでウェディングドレスを着て踊った時のこと。ドレスがとっっっても重い!

「軽くて、可愛くて、簡単に着れて踊れるドレスは無いのかな?サイズも心配したくない!」
私はプラスサイズモデルです。
すべては、この自分の願いからはじまりました。

その後、テレビを見ていた時のこと。老人ホームで暮らしているおばあちゃんが映っていました。

「私はおばあちゃんだけど、天に還る時は可愛いドレスを着たいの」と、キラキラした瞳でお話されていました。私はこの映像を見てイナズマに打たれたような衝撃を受けたのです。

可愛いものは可愛い☆
それは【年齢じゃない】何歳でもトキメクんだ!と。

【体型じゃない】 【年齢じゃない】
そして軽くて、簡単に着れる!そんなドレスを作りたいという思いが強くなりました。

そしてその後、2度目のイナズマを受けました。
この話を聞いてくれた車いすの友人が
「キャンちゃんのドレスは軽くて、簡単に着れるんでしょ?私も着たい!」と言ってくれたのです。
可愛いものは可愛い☆
そうだ!これは【状況でもない】んだ!

【体型じゃない】  【年齢じゃない】  【状況でもない】
着たいから着れる。そんなドレスを作ってみたい!
この想いでドレスを創り始めました。

こうして出来上がったのが、メインの虹色のドレスと
虹色の中の1色ずつのドレスです。
「十人十色。みんな違ってみんな良い」
これを表現したく、虹色にたどりつきました。

どんな体形でも、いくつであろうと、どんな状況でも
それぞれの好きを。
あなたはそれが好きなんだね、私はこれが好きなの
と思い合えたらハッピーだなぁと想いをこめました。

私は、今後このベーシックドレスを持って、施設や学校を回りたいという夢を持っています。

幼少期、アトピーがひどく、いじめを受けました。
あまりに辛く、1度だけ線路を見つめたことがあります。
そんな私でも、生きる選択をし、このようにチャレンジしたり、楽しめる大人になれました。

そして以前罹っていた病気の影響で
ガリガリの体形から、今この体形でモデルをさせていただいていることも“十人十色”の題材のひとつになると思うのです。
こんな人もいるんだと知ってもらえたら嬉しいです。

素敵なドレスやお洋服は世の中に沢山あり、どれもとても素晴らしいです。
私は、その入り口でCANドレスに出会ってくれた方々と話したり、遊びたいと思っています。
気軽に着てもらい“わぁ(^^)”と楽しい時間を共に過ごせたら幸せだなぁ、と思っております♡

2018年8月 茨城県つくば市にて
障がい者・健常者の垣根を取り払って遊ぼう♫
というイベントがありました。
この時、縫製の知識が浅かった私ですが、車いすの方と全盲の方の ドレスを“着たい” その想いへ
“着てほしい”という熱意でプロデュースさせていただきました。
この時の様子は、NHKと新聞にて紹介されました。

その後も車いすの方から、可愛いドレスが着たいとの声を何件か聞かせていただきました。
そこで、既にあるドレス・お洋服を活かし、工夫をして、リメイクドレスも現在制作しております。
工夫次第で、誰かが喜び輝けるアイテムになるなら最幸です。

着たい!から、着れる(CAN)
それが“CANドレス”です!

1着1着、進んで行きます。

読んでくださったこと。
CANドレスを知ってくださったこと。
ありがとうございます(^^)